4-1.5,000万円を35年で借りる場合の比較
金利の違いが家計に与える影響を、具体的に確認してみましょう。
以下は、借入額5,000万円、返済期間35年、元利均等返済、ボーナス返済なしの試算です。各金利が借入当初から完済まで一定と仮定し、融資手数料、保証料、団体信用生命保険の金利上乗せなどは含めていません。金利は比較用の仮定であり、現在の特定商品の適用金利ではありません。
| 年利 | 毎月の返済額 | 年1.0%との差額 |
|---|
| 1.0% | 約141,143円 | 基準 |
| 1.5% | 約153,092円 | 月約11,949円増 |
| 2.0% | 約165,631円 | 月約24,489円増 |
| 3.0% | 約192,425円 | 月約51,282円増 |
年1.0%と年2.0%を比べると、毎月約2.45万円、年間約29.4万円の差になります。差額は丸める前の計算結果から算出しています。
すでに返済中の変動金利ローンで途中から金利が上がる場合は、その時点の残高、残りの返済期間、契約上の返済額見直し方法によって結果が異なります。
4-2.物件が10%安くなっても、月々の負担が増える場合がある
価格と金利を組み合わせた、次の2つの仮定を比較します。いずれも購入価格の全額を借り入れ、35年の元利均等返済、ボーナス返済なし、金利は全期間一定とします。諸費用は含めません。
| 比較条件 | ケースA | ケースB |
|---|
| 購入価格・借入額 | 5,000万円 | 4,500万円 |
| 年利 | 1.0% | 2.0% |
| 毎月の返済額 | 約141,143円 | 約149,068円 |
ケースBは価格・借入額が10%低いにもかかわらず、毎月の返済額は約7,925円高くなります。
この試算から分かるのは、値下がり幅と金利の変化を一緒に計算する必要があるということです。実際に待つかどうかを判断する際は、待っている間の家賃、増やせる自己資金、収入の変化も含めて比較しましょう。
4-3.長期金利と住宅ローンの適用金利を区別する
ニュースに出てくる「10年国債利回り」と、自分が借りる住宅ローンの金利は同じものではありません。
住宅金融支援機構は、変動金利型は日銀の政策金利の影響を受け、全期間固定金利型は10年国債利回りの影響を受けると説明しています。また、固定金利は将来の見通しを反映し、変動金利に先行して上がる傾向があります。flat35.com
住宅ローンを比較するときは、金融機関が提示する自分の適用金利と、その金利が確定する時期を確認してください。
全期間固定金利型は返済終了までの金利が確定します。一方、変動金利型や固定金利期間選択型では、将来の金利見直しによって負担が変わる可能性があります。金利タイプは、家計がどの程度の負担増に対応できるかを踏まえて選びましょう。flat35.com